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西予市野村町平野

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文化財の修復に汗
西予市野村町平野
平成26年1月16日

かやぶき『見納めの技』

「今度で最後になるだろう」と、かやぶき屋根のふき替え作業に励む西予市城川町遊子谷のかやぶき職人・浅野頼光さん(80)。西予市で唯一のかやぶき職人として活躍してきた。5年前に引退していたが、市教育委員会からの依頼で11月中旬から妻の十子さん(74)らと復帰し、同市野村町平野の市指定文化財「松の窪堂」の修復に取り掛かっている。完成は2月末の予定。


 
 
市からの再登板要請

 

 かやぶき職人の家系に生まれ、15歳からこの道に入った浅野さん。いろりの煙でいぶされたカヤで顔が真っ黒になるのが嫌で渋々手伝っていたが、父親のけがをきっかけに「父のやってきたことを素直に実行してみると、その仕事ぶりが信頼を得て依頼が殺到。やらざるを得なくなった」と当時を振り返る。
4代目を継ぎ、農業をしながら60年以上続けてきた。
 
 地元を中心に住居や畜舎、茶堂など、年に十数軒を手掛け「昔は同じ敷地に母屋や蔵、納屋などがあり、仕事の量も多く引っ張りだこだったが、30過ぎたころから依頼が徐々に減ってきた」と話す。
 
 室内から、かまどやいろりがなくなり、カヤの防腐剤になっていた煙がなくなったため、カヤの持ちが悪くなり、トタン覆いが通常になった。地元にいた10人ほどの同業者も、需要の減少とともに廃業していった。
 
 傾斜や隅の仕上げは長年の勘が生きる職人技。父の技術を継承し、現代のかやぶき屋根に生かしてきた。材料は大野ヶ原地区の地元のカヤを使う。
「カヤの質やすき方が重要。説明しにくいが体が覚えている」と職人の腕が問われる行程が続いていく。

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