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ストップ! 農作業事故
平成29年4月10日

農業機械の安全性について

積雪地帯を除き春作業が始まります。農作業に限らず、われわれの周囲は危険がいっぱいです。「絶対の安全」は存在しません。小さな「事故の芽」を摘み取っておけば、大きな事故にはならないのですが、他人任せで安全が保たれると考えていれば、それは大きな間違いです。p32_03nousagyou_4c
 「水」「空気」「安全」は、もはやただではありませんし、幼児や高齢者を除いて、誰かが守ってくれるわけでもありません。自分で安全を確保しなければいけないのです。もちろん、農業機械の場合は「安全鑑定」というシステムによって、事故を起こしにくいようになってはいますが、作業方法に問題があれば事故ゼロにはなりません。安全装備が施されていても、その機能を無視するような使い方をすれば事故の可能性もあり、円滑な作業のためにはハード技術的に防護し切れない部分もあり、事故が発生しています。
 われわれの周囲に潜んでいる事故の芽をいち早く察知し、その危険が小さいうちに駆除するか、その芽から遠ざかる工夫を習慣的に行えるようにすることが大切です。マスメディアや近隣からの事故情報、過去の危険体験などを基礎として、類似の事故を起こさないための学習と行動が必要です。実際の事故よりは「ヒヤリ・ハット」体験を多くしていると思いますが、一歩対応を間違えれば事故になるのが「ヒヤリ・ハット」です。「ヒヤリ・ハット」で済んだから反省をしないのではなく、ハード、ソフト、システムの面から分析をすることによって、再発防止につなげることが可能になります。
 そのために有効なのが、「危険予知活動」です。これから取り組む作業について、起こり得る危険を考え、対処法を事前に確認することが、事故の芽を摘む一つの工夫にもなります。事故よりは無事故で済むことが圧倒的に多く、「今日も無事に過ごすことができた、その理由は……」と考えることも有効です。

 

人間工学専門家●石川文武 『JA広報通信』より引用

 

 

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