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農家の高齢化や農業の担い手不足が深刻化する中、JAひがしうわは、農作業支援をするアグリサポート事業に力を入れています。JAが支援することで農地の遊休化を防ぐことができるなどの理由で農家からの依頼も多く、営農活動の促進や農地の保全・利活用にも役立っています。

同事業は2010年から開始。農家の窓口となる業務は、JA農業支援センターが担当、労働力が不足している農家からの作業依頼を受け、JAの農作業支援員に作業を指示。経費の徴収も行います。JAでは3人の農作業支援員を臨時雇用し、農作業の基本時給を1080円と、一例として、草刈り作業は、1平方メートル当たり15円で請け負っています。2013年度は延べ60人が利用し、労働力として延べ586人(8時間換算)を派遣しました。
利用者の一人である雨よけハウスでトマト栽培をする西予市城川町の大石貢さんは、6月上旬ごろから体調を崩し入院を余儀なくされました。大石さんは「農作業ができなくなりどうしたものか」と思案していたところ、栽培研修などで耳にしていたアグリサポート事業のことを思い出し、早速、担当の地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)に連絡しました。
今年は品種を「桃太郎」から「桃太郎ピース」に切り替え、2400本を5月上旬に定植。「ちょうどトマトの成長期で入院中も気が休まらなかった」と大石さんは振り返っています。雇用依頼の手続きをTACにしてもらい、農作業支援員に栽培園地の見回りを始め、トマト栽培に欠かせない脇芽かきや誘引の整枝作業、追肥などをしてもらいました。
大石さんの圃場で作業をしている農作業支援員の上川尊士さんは「ちょっとしたことで枯れたり生長不良などで収量も減ってしまう。農家から教えられた作業を忠実に行うようにしている」と話しています。
JAのトマトを担当する上山将人営農指導員(TAC)は「専門性が求められるが、作業技術を習得し、依頼者に安心してもらうことを心掛けている」と強調しています。
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